筋肉大学 筋トレ同好会

冗談じゃない。すぐトレーニングだ。

どうしてリバウンドするの?リバウンドの仕組みを理解しよう。

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「ダイエット」という言葉を耳にしない日は無くなってきました。

それほどに多くの人がダイエットに興味を持っており、実践経験のある人も増えてきました。

ダイエットの先にリバウンドしてしまい、以前よりも体重が増えてしまったという人もおられるのではないでしょうか?

 

今回はそんな「リバウンド」の仕組みをしっかり理解し、健康的にダイエットするために何を気を付けるべきなのかを考えてみます。

 

「ダイエット」や「リバウンド」の全てを書き上げようとすると、もの凄いボリュームになってしまいます。

ここでは「リバウンド」の仕組みに絞って説明します。

 

リバウンドの原因は、ダイエット後にあるように誤解されがちですが、実際はダイエット中に原因があります。

ダイエットを計画している人は、まずリバウンドの仕組みを理解したうえで計画すれば、リバウンドしてしまう可能性が大きく下げられると思います。

 

リバウンドの最大の原因は筋肉の減少

リバウンドしてしまう最大の原因は、ダイエットによって筋肉が減少してしまう事です。

厳しい食事制限の反動で、大量に食べてしまったために体重が増えてしまう事もありますが、ここではそういったメンタルの面ではなく、フィジカル面を考えていきます。

 

どうして筋肉減少が起きる?

脂肪や筋肉の増減には、摂取カロリーが大きく影響します。

摂取カロリーが消費カロリーを上回る時に体重が増えていきます。

逆に摂取カロリーが消費カロリーを下回る時に体重は減っていきます。

 

体重が減る時、脳はどういった判断をしているのかを考えます。

脳は、摂取カロリーが減ってきたときに『大変だ!カロリーが足りない。次いつたくさん入ってくるかわからないから、貯めておかなくては。』と判断します。

このため、栄養の貯蔵庫である脂肪を保護しようとします。

体の代謝量を下げ、足りないカロリーは筋肉や骨を消費し補います。

これは、常に飢餓状態にあった原始人時代の本能が残っている為だと言われています。

 

食事制限をした結果、体重が減少するのはこういった現象が起きているのです。

 

筋肉が減るとどうしてリバウンドする?

体重が減る時に筋肉が減少します。

逆に体重が増える時に筋肉は増えるのでしょうか?

 

答えは、『運動しなければ筋肉は増えない』です。

もう一歩踏み込んで答えれば、『運動せずに体重が増えるときは、脂肪ばかりが増えている』です。

これが食事制限ダイエットの一番の恐ろしいところなんです。

 

筋肉が減るという事は、体の機能が低下しているという事です。

筋肉は脂肪の3倍の代謝を行っています。

筋肉が減るという事は、カロリーの消費量が減るという事につながるわけです。

 

先ほど、体重の増減は摂取カロリーと消費カロリーの関係であることを書きましたが、この消費カロリーの量が下がっていくわけです。

筋肉が減る=消費カロリーが減る=痩せにくい体になる

これを何度も繰り返し、どんどん痩せにくい体になっていくのです。

 

まとめ

ダイエットは、計画的に進める事が本当に大切です。

ダイエットを始める時に、まず頭に浮かぶのは食事制限だと思います。

食事量を制限しない限り、体重は減りませんから、もちろん食事制限は大切です。

 

ある程度ダイエットが進み、食事量を戻します。

体重が増えたので、またダイエットを開始します。

体重のみに気を取られているために、こういうダイエットを続けてしまいます。

その度に筋肉がどんどん減っていき、痩せにくい体になっていきます。

 

3度4度と厳しい食事制限を続けてしまうと、健康面に非常に悪い影響が出てきてしまいます。

骨も細くなってしまいます。

内臓の機能も落ちてしまいます。

メンタル面にも悪い影響が出てきます。

 

ダイエットを始めようと思っている人には、無計画に食事制限をしてしまうと、こういう危険があるのだという事を知っていただきたいと思います。

 

リバウンドすることを恐れてほしいわけではありません。

厳しいダイエットの結果、リバウンドする体になってしまうことを恐れてほしいのです。